HDが欲しい

ある日突然思ったことがあるのですが、それは「HDが欲しい」。別段HD容量が少ないわけではないのですが、電気屋の広告を見ていると、そこにバッファローの外付けHDの写真があったのですが、それを見た瞬間ビビッと来ました。例えるなら金融会社のCMで、親父さんが娘に「犬欲しいー」と言われて、最初はいらないと言っていたのに、犬の目を見た瞬間「ビビッと来た」のと一緒です。

しかし昔から「欲しいものがあっても、3日は待て」が教訓ですので、3日どころか3週間は待ったのですが、一向に欲しい気持ちは変わらず、ついに購入を決めました。とはいえHDを増設するとなれば、色々と選択肢は出てきます。内蔵タイプか、外付けタイプか。外付けタイプなら接続方法はUSB2.0なのかIEEE1394なのか。増設するのは60・80・120・200GBなのか。そこで色々と私なりに思案してみました。

内蔵 or 外付け?

内蔵とは名前の通りパソコンケースの中にHDを収める方法で、外付けはHDを外におきケーブルでパソコン本体と繋ぐ方法です。それぞれ短所・長所がありまして、内蔵HDの長所は安く、短所は増設できるパソコンが限定され増設も知識が必要。外付けHDの長所はケーブルを繋げるだけのお手軽設計で、短所は値段が高いのと転送速度が低いことです。

以上の点を考慮して色々と考えたのですが、結果は外付けHDになりました。まず一番の決定理由・・・というかこれのせいなのですが「省スペース型デスクトップパソコンでは、内蔵HDを入れるのは不可能」という事です。がんばって探したのですが、内臓HDが入りそうなスペースは何処にもありませんでした。それで外付けHDに決定しましたが、今度の問題は接続方法です。

正直言うと、内蔵HDを入れるスペースがあったとしても、外付けHDを買っていたと思います。正直怖いですし、電源の確保や接続などきちんとやれるか自信がありませんでした。それに同じ性能の内蔵と外付けも、さほど値段差はありません。ですので、私のように「内蔵HDは何か怖い」という考えを持っている方は、外付けHDをお勧めします。

USB2.0 or IEEE1394?

さて、外付けHDを買うことに決定しましたが、次の問題は接続方法です。皆さんも聞いたことがあるだろうUSB2.0と、知名度はUSBに負けるIEEE1394です。私が外付けHDを買う時に特に気にしたのが、転送速度です。転送速度が速いほど、より高速にデータのやり取りが可能となります。ですので、少し高い金は払っても、高速な方を選ぶつもりでいました。

USB1.0?

この名前は皆さんも聞いたことがあるかと思います。外付けCDRやHDに加えて、マウスやキーボード、またデジカメの画像データを転送する際にも使用されています。このように普及しているのは、ホットプラグ(電源ONのまま、指したり抜いたり出来る)という機能と、規格が統一されていたのが理由かと思います。いちいちデジカメの画像をパソコンに送るのに、プリンターケーブルのようなでかいコネクタを指したり抜いたりするのは面倒くさいですもんね。その点USBはコネクタ部が小さく、お手軽に接続可能です。ただ短所が無い訳でもありません。一番の問題は転送速度の遅さにありました。最大でも12Mbpsという遅さです。デジカメの画像データを送るぐらいなら問題は無いのですが、これが外付けCDRやHDという大量のデータを送る際には、かなりのネックになります。そこで登場したのがUSB2.0です。

USB2.0?

1.0との最大の違いは、その転送速度にあります。1.0の約40倍にあたる480Mbpsものスピードを叩き出します。もちろんその使い勝手の良さはUSB1.0が引き継がれており、現在有望視されているインターフェイスです。この登場で外付けHDもかなり売れ行きが上がったのではないでしょうか?

IEEE1394?

最大400Mbpsを誇る接続方式。ホットプラグに対応しており、今後が期待されるインターフェイス。読み方は「アイ・トリプリイー」と読みます。最初は「アイ・イー・イー・イー」と読んでいた・・・・・またPear-to-Pearと呼ばれる機能があり、対応機種であれば、周辺機器間でデータのやり取りが可能となります。たとえば、デジカメで取った写真をそのままプリンタで印刷する事も可能です。これならいちいちパソコンを通さなくて良いので便利ですね。

以上の点を踏まえた結果、普通ならUSB2.0になるのですが、私のパソコンにはUSB2.0を接続する為の穴がありませんが、IEEE1394なら穴が一つだけあります。また新しいもの好きなのか、IEEE1394に興味を惹かれた結果、IEEE1394に決定しました。

HD容量

さて、今回一番悩んだHD容量です。最低でも60GBから、80GBときて、120GBはもちろん、物によっては200GBまで幅広いラインナップを揃えており、優柔不断な私を悩ませてくれます。ちなみに言い忘れていましたが、今回ノミネートされた商品は標準でIEEE1394に対応しているIOデータのHDA-IEシリーズに決定しました。IOデータの商品紹介URLはこちら
http://www.iodata.co.jp/products/hdd-scsi/2002/hda-ie.htm
さて、まず目をつけるのが値段の所。

製品名 容量 価格 備考
HDA-iE120 120Gバイト \29,800 2002/8/1より価格改定
HDA-iE80 80Gバイト \23,800 2002/8/1より価格改定
HDA-iE60 60Gバイト \21,800 2002/8/1より価格改定

うーん、さすがに定価では高い。しかしその前にもっと気になる「1GB当たりの値段」ですが早速計算してみました。(定価での計算です。実際の販売価格とは違いますので悪しからずご了承ください。)

製品名 容量 価格 1GBあたりの値段(円)
HDA-iE120 120Gバイト \29,800 248.3333円
HDA-iE80 80Gバイト \23,800 297.5円
HDA-iE60 60Gバイト \21,800 363.3333円

うーん、120GBと60GBでは1GB当たり115円ほどの差があります。これはかなり大きい数字なので無視することは出来ません。私の中では80GBを購入予定だったのですが、この数字を見ると120GBが一番お買い得という事になります。80GBと比べても、6千円追加するだけで40GBも増えるのですから。

いかにもIOデータの策略にはまった感じがするのですが、120GBを購入することになりました。将来的に見ても、なるべく大きいHDを買っていた方が良いでしょう。

何処で買う?

もちろん定価で買うつもりは毛頭ありません。CDRを買うのとは訳が違いどんなに安く買っても、福沢諭吉隊長が2人と、新渡戸稲造1等兵が1人が散っていくわけですから、市場調査はしっかりやりました。とはいえ別に自分の買った価格が1000円ぐらい他店より高いとしても良いのですが、自分が商品を買った後に他店のチラシが入っており、自分が買った価格より500円安く売っている。それだけでかなり精神的に来てしまうタイプですので「別に1・2000円ぐらい良いだろ?むしろこうやって安い商品を探している時間の方が勿体無いよ」という心の葛藤と戦いながらの調査となりました。

電気屋

田舎に住んでいるとはいえ、微妙に発展しており電気屋も大御所が揃っております。意気揚揚として出かけたのですが、置いてあるのは80GBまでで、120GBのHDは何処の店にも置いてありませんでした。恐るべし田舎・・・・他の商品の割引具合を見ていると、120GBがもしあったのなら大体2千円引きぐらいだったと思います。

価格.com  http://kakaku.com/

安いパソコン関連商品を探すなら、ここ。別に宣伝している訳では無いのですが、欲しい商品の最安値や大体の相場がわかりますので、かなり重宝する情報サイトです。ここで調べた所、最安値で2万3千円程度。大体の平均が2万5千円ほどでした。最安値の店で通販を利用して買えば、送料や消費税などでも2万5千円程度です。別に外に行かなくても、安く買える・・・・と心がかなり動きました。

日本橋?

久しぶりに日本橋に行きたかったので、知人といざ出陣。新聞で見たとおり活気の方は下がっているようにも見えました。まずは有名所を回ってみる事に。大体の相場は26500円ぐらいで、一番安い店でも25800円でした。せっかくここまで来た事ですし、勝手帰ろうかな?と思ったりもしましたが、何を思ったのか外には物凄い勢いで雪が降っていました。雪が上から下ではなく、左上から、右下に降っているぐらい凄かったです。

「この雪の中を、この精密機械を持って帰るのか・・・・」と思うと、気が重くなり日本橋で買うのは中止。

時間はあるのでブラブラ歩いていると、色々新しい店を発見。顔を出したりしながら、少しの間を過ごしました。途中ご飯を食べながらの会話。

俺「それにしても、新聞に書いてあった通り、活気が無いような気もするな。今日はもうする事は無いし帰ろうか?」
知人「まあ、まだ混むような時間でもないしな。それに梅田に出来た、ヨドバシカメラに人が流れてるんだろ。そっちにも寄る?」

すっかりヨドバシの存在を忘れていた私。時間もあったので、ヨドバシに行くことにしました。

梅田・ヨドバシカメラ

人の多さに戸惑いながら、何とかヨドバシに到着。店内が物凄い大きくて、綺麗で、清潔感がありました。これなら家族連れとかカップルに限らず普通の人もこっちに流れてくるのにも納得。とりあえず店内を回ってみましたが、全体的に値段は普通。ただポイント還元があるので、家が近い人やよく足を運ぶ人には気持ちよく買い物が出来ると思います。

さて問題の外付けHDですが、値段は26400円。ただポイント還元が15%あったはずなので、それを差し引くとかなり安くなります。しかし我が家から遠いので、ここにはもう2度と来ることはないでしょう。そんな私にはポイント還元は無意味。せっかく足を運んだのですが、ここで買う事は止めました。最初で最後のヨドバシは、案外あっけなかったです。

通販で買おう。けど、どこの通販を使う?

以上の事を踏まえて、通販で買う事にしました。しかし通販といっても数多くあり、どれを選ぼうか悩みました。
http://kakaku.com/prdsearch/detail.asp?ItemCD=053820&MakerCD=40&Product=HDA%2DiE120&Order=5#ShopRanking

まず最初に書いておくべき注意事項がありまして、通販の場合は商品価格の他に送料が掛かりますので、それを考慮して買う店を選ばないと安く手に入れたいと思っている人は痛い目にあうでしょう。
送料込みで最安値の店で買おうとも思ったのですが、購入する前にサイトを見ると、各店によってサイトの作り方が全然書いています。最低必要限の事しか書いてない店もあれば、商品注文から到着までの手順を事細かに書き、さらに問題が発生したときの対処方法や、返品に関しての事もしっかり書いている店など色々です。幾つかのサイトを見て思ったのが「ちゃんと返品方法や、初期不良品があった場合にどうするかを書いている店で買おう」という思いです。特に私のように、始めて通販でパソコンパーツを買うような方は注意した方が良いでしょう。

また商売の基本であると思われる「お金がなんぼ動いたか?」をはっきりさせてくれた方が、購入側としても分かりやすいです。「何じゃ、それ?」と思った方は下の図を見てください。

その壱

 

その弐

 

その参

 

以上です。三つとも商品を購入した場合に掛かる費用の見積もりですが、見積もりの書き方が全然違います。どれが一番分かりやすいかといえば意見は分かれると思いますが、ほとんどの人は「その参」を選んだのではないでしょうか?重要な項目が大きな字で書いてあり、入金方法や、最初にでかい字で合計金額を書いていたりと、私は非常に好感が持てました。

どの店で買おうが個人の自由ですが、あとから「値段が違うぞ」とならないように気をつけましょう。

注文しよう

どの店で購入するのか吟味も終わり、早速ネット上での購入を試みました。とはいっても、住所・名前・電話番号などを入力して、送信ボタンを押すだけです。私は料金支払いに銀行振込を選んだのですが、その場合は指定された口座に料金を振り込み、相手側がそれを確認後商品を発送するみたいでした。それで待つこと三日、相手から料金受け取り確認のメールが届き、商品を発送したとの事。いい年こいて、ワクワクしてしまいました。

んで、それから二日が経ち、ついに私の手元にIOデータの外付けHDが届いたのでありました。

感激の対面

思ったより小さいダンボール。箱からだしてみるとこれまた驚くぐらい小さな外付けHDが出てきました。どれぐらい小さいかというと・・・・・

タバコの箱を三つ並べて、それより二周り大きいぐらいです。最初は「んっ?これは60GBか?」と思うぐらい小さかったのを覚えています。何はともあれ、説明書等を流し読みして、いざパソコンとの接続開始です。といっても普通のケーブルをパソコンとHDに繋げるだけ。あとは電源もコンセントに差込、電源ON。ウィンドウズが自動的にHDを認識したようで、新たなドライブ「G」がこの時誕生したのでありました。フォーマットなども終わっているらしく、デスクトップにあったテキストファイルをコピーしてみましたが、何の問題も無くコピー終了。

データを移す

まずはDドライブ(バックアップ用ドライブ)のデータを全て移動させることに。詳しい転送速度は覚えていませんでしたが、結構速かったと思います。1GBを移すのに2・3分ぐらいでしょうか? OS:Windows2000 / CPU:AMD Athlon 1GHz / メモリ:256MBでの環境下でのスピードです。また外付けHDにコピー中に他の作業(ファイルの圧縮や、重たいソフトの起動)を行うと、転送速度が恐ろしく低下して、コピーの残り時間が「2分」と表示されていたのが「6時間」などと急に跳ね上がりました。小さなデータを移すのでは問題はありませんが、大きなデータの移動中には他の作業はしない方が良いでしょう。

その他では現在の所不満点はありませんし、今後も出てくる事は無いでしょう。

CDRを焼いてみる

さて、たまたま外付けHDにあったファイルを焼く機会があったのですが、ここで問題が噴出。前言撤回。

私の焼きドライブは最高8倍速なのですが、いつもは8倍速で焼いており、なんの問題も発生してませんでした。今回も「Gドライブ(外付けドライブ)から焼くけど、転送速度も結構速かったし、8倍でも問題ないだろう」という安直な考えでコピー開始。開始後2分でエラー。CDRを入れなおして、再度アタック。2分ちょっとしてエラー。またアタック。そしてエラー。

という惨敗に終わり、3枚ものCDRが戦死してしまいました。おかしい・・・・・次は速度を下げて4倍速だ。CDR4枚目をトレイにぶち込む。焼き開始。エラー無し。焼き完了まで残り1分ちょっと。勝利は目前。そこでブラウザ(ルナ・スケープ)を起動。エラー。四人目のCDR戦死。

これは?8倍速なら問答無用でエラーが出て、4倍速なら他のアプリなどを全て停止させておけば問題なく焼けるという事かな?5人目のCDRを取り出す俺。4倍速で焼き開始。残り二分。ここで登竜門のウィンドウズ・メディア・プライヤーを起動。エラー。5人目爆死。

6人目のCDRを用意して4倍速で焼き開始。何も起動せずに待つ。何の問題もなしに焼き終了。英雄の誕生した瞬間を垣間見る。

ウィンドウズ・メディア・プレイヤーとルナ・スケープなどを起動させると、焼きは無理と判明。他にもどんなアプリが死者を出すのか試してみたかったが、経済的にあまり余裕が無いので、今回はこれで終了。とりあえず「4倍速で焼いているときは、何もするな」という事を覚える。

2倍速を試してみたけど、これは焼き中に他のアプリを起動させても大丈夫でした。

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